皆さんは、"死刑囚獄中ブログ"というブログをご存知ですか?
東京拘置所で執行を待つ死刑囚が、日々のできごとやその日に考えたことをつづったブログで、現在アクセス数が急増しているそうです。
コメントの投稿欄では、ブログの読者同士の議論も盛んに行われていて、5月に裁判員制度が始まるので、「自分たちも死刑の判断にかかわるのだから」という思いで書き込む人も多いそうです。
このブログを書いているのは、千葉県のマブチモーター会長宅放火事件などで4人を殺害し、07年11月に死刑が確定した小田島鉄男死刑囚(65)。
死刑囚は獄中生活をしているのに、何でブログなんて書けるの?って思ったのは私だけですかね(笑)
どうやら、ノンフィクション作家の斎藤充功さん(67)が、獄中から手紙で送られてくるものを、本人の了承を得た上で、「死刑囚獄中ブログ」に掲載しているそうです。
ここに一部抜粋したものを掲載します。
〈1月29日曇〉今朝、死刑4人執行。死刑囚が懺悔(ざんげ)し、悟りを自覚して処刑されることは、犯人の自己満足にすぎず、遺族の方々にとっては不快極まりないことではなかろうか。私は後悔したまま、悪人のままで死にたい。
ブログが開設された2007年10月、その頃は日に十数人が見る程度だったそうですが、鳩山法相の下で死刑執行が相次いだ2008年2月ごろからアクセスが増え始め、今では1日平均で500人以上のアクセスがあるそうです。
現在、小田島死刑囚の日記は200回を超え、累計のアクセスは15万件に達しています。
死刑確定を前に小田島死刑囚の心境を聞こうと文通を始めた斎藤さんは、「こんなにきちんと物事を考えられる人が、なぜあんな事件を起こしたのか」と疑問を感じたといいます。
その疑問から、世間からの批判を覚悟の上で、ブログを通して世に問うことを決意したそうです。
裁判員制度のこともありますし、一度目を通してみるのも良いかもしれません。
2009年3月20日 14:18 |個別ページ